Q:私は今、家造りの事で壁にあたってしまっています。それはいろんな情報が飛び交い、いったいどの工法を選択すれば私の望む「温度差や結露のない家族が健康に幸せに暮らせる家」を建てる事が出来るのでしょうか。

家づくりに関して、いろいろな本が出ています。それらを読むとなんだかわからなくなってしまうのは、私も同じです。これらの本を購入してきちんと読んだわけではないので、批評は避けますが、本屋でざっと目を通した範囲では、専門家の書いたものはある程度納得できますが、知識もない人が勝手に書いているものには憤りすら感じるものもあります。客観性のない個人的な意見で、このようにしたらうまくいきましたというようなものも多いようです。うまくいったかどうか、第3者がきちんと検証しているわけでもないですし、10年20年経ったらどうなるかもわかりません。

どの工法にも長所と短所があります。100%完璧なものはありません。このような本では、自分の推薦する工法の欠点は全く書かれていませんし、批判する工法に関しては欠点ばかり書かれています。うがった見方をすると、いろいろな工法は特定の住宅メーカーが採用している工法で(特許をとっているかどうかはわかりませんが)、これはそのメーカーの宣伝ではないのかとさえ思ってしまいます。(実際にそういうものもあるそうです。)

客観的にさまざまな工法を比較したものが、とりあえずは信頼できると思います。その中から、自分が建てようとしている家に最も適した工法を選択するのが、一番賢明な方法だと思います。

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