事務所紹介

事務所名を一級建築士事務所・虚空蔵(コクウゾウ)といいます。虚空蔵という名は、仏教の虚空蔵菩薩からとったものですが、宗教的な意味は全くありません。漢字三文字で、非常に空間的なイメージがあり、音的にも気に入っています。虚空蔵菩薩自体もなかなか興味深い仏様ですので、興味のある方は調べてみてもいいかと思います。

事務所を設立したのは10年以上前になりますが、その間住宅を中心に設計活動を行ってきました。

しかし、小さい設計事務所ですので、営業活動を行うことが難しく、家を建てたいと思っている方との接点を持つことも困難でした。そこでこのサイトを立ち上げました。

私がまだ子供の頃、家を新築する機会がありました。その時に、父と母が新しく建てる家の設計をしていたことを思い出します。父も母も建築に関しては全くの素人でしたし、設計といっても間取りと外観程度のものですが、そのときのことが非常に印象深く、今でも思い出されます。このことが元になっているのかどうか分りませんが、家はそこに住む人が自分で設計するものだということが、当たり前のこととして私の中にあります。これが住宅設計に対する事務所の基本姿勢になっています。すなわち、「住宅設計の主体はそこに住む人で、設計者はそれの手助けをする存在でなければならない。」という考えです。

このような考え方で設計を進めてゆくことによって、住まい手も納得でき、満足できる家が出来上がると思います。これを通して住む方にも物を作る楽しさも実感していただけると思います。

設計事務所が行う設計業務は、基本設計、実施設計、現場監理の3段階に分かれます。現場監理といっても、設計事務所が施工作業について、施工業者以上の知識を持っているわけではありませんので、設計事務所の行う現場監理とは、工事自体を監理することではなく、建物が図面通りに作られているかをチェックすることです。工事自体の監理は施工業者が行います。

 一般的に設計料とは、この3つの段階すべてに対する報酬を意味します。独立住宅の場合、それが総工費の10〜15%程度になります。ほとんどの設計事務所がこれらを一括して請け負いますが、私の事務所ではそれぞれの段階で個別に設計契約を結ぶことにしています。また、各段階ごとに設計料の見積りを出します。もし、資金的に苦しい場合には、実施設計まで、場合によっては基本設計のみということも可能です。基本設計図を工務店に持ってゆけば、それをもとにして家を建ててくれます。また、役所に確認申請をしなければなりませんので、別に確認申請料が必要になりますが、これも施工業者に任せることができます。

実施設計の段階で、RC造(鉄筋コンクリート造)、S造(鉄骨造)、特殊な木造(木造3階建てなど)の場合は、構造設計事務所へ構造設計を依頼しなければなりません。最近では、一般的な木造建築物でも、構造計算をするのが当たり前のようになってきました。また、設備が特殊な場合、大規模な建物の場合は、設備設計事務所へ設備設計を依頼する必要があります。この場合には、別途に構造設計料や設備設計料が必要になります。これらについては、各事務所と個別に設計契約していただく場合もあります。

家を建てようとお考えで、設計事務所をお探しの方、私の事務所でよろしければ、お気軽にご連絡ください。いつでもご相談に乗ります。私が設計するかどうかは、何度かお話した後で決定しましょう。

所在地:東京都世田谷区

外出していることが多いので、御連絡はメールでお願いいたします。

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